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パワーポイントで縦置きチラシを作成する際に印刷不具合を回避する方法

パワーポイントで縦置きチラシを作成する際に印刷不具合を回避する方法

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チラシ印刷のデータといえばAdobe Illustratorで作成したaiデータやPDFデータが主流ですが、マイクロオフィスパワーポイントやワードでチラシの印刷データを希望される依頼者が増えています。日常的に使い慣れているオフィスソフトは、データを簡単に編集できるため利便性が高く、コストダウンにつながる場合もあります。

中でもパワーポイントは直感的な操作で扱いやすいソフトです。パワーポイントでチラシデザインに使用する場合は、プレゼンテーションデータの作成時とは異なる初期設定が必要です。この記事では、パワーポイントでチラシデザインを作成・編集する際に印刷不具合を回避する方法をお伝えします。

パワーポイントのスライドサイズ設定は必須です

Illustratorの「アートボード」(用紙サイズ)は、パワーポイントでは【スライドサイズ】に相応します。
A4サイズの仕上がりサイズは幅21cm高さ縦29.7cmですが、パワーポイントのスライドサイズをA4に指定しても、下図のように幅19.05cm、高さ27.517cmになり、A4仕上がりサイズに設定されません。

パワーポイントのスライドサイズをA4サイズに設定してもA4仕上がりさいずにはならない

パワーポイントでA4サイズ縦置きのチラシを作成する場合は、スライドサイズで【ユーザー設定】を選択し、幅21cm高さ縦29.7cmに設定します。
設定画面は、デザインタブの右側にある【スライドサイズ】を開きます。

  1. ユーザー設定を選択
  2. 幅21cmと入力
  3. 高さ29.7cmと入力
  4. チラシの向きは縦を選択
  5. OKボタンをクリック

パワーポイントのスライドの規格サイズと印刷用紙のA4サイズとは違うので、チラシの印刷データを作成する場合、この設定は必須になります。

また、塗り足しといって周囲に余白をつけないデザインでは、A4サイズの天地左右に各3mmの塗り足しを加えます。この場合のスライドサイズは、幅21.6cm×高さ30.3cmに設定します。

パワーポイントでチラシデザインを作成する際の注意点

パワーポイントデータの画像やテキストに装飾機能を使用すると、印刷用データ変換後に不具合が生じることがあります。

パワーポイントのチラシ作成作業では、以下のことを注意して不具合を回避するようにしましょう。

  • イラストや写真を挿入する場合は、ドラッグ&ドロップで配置しても正常に挿入できません。メニューの「挿入」→「図」→「ファイルから」を選んで該当ファイルを選択してから挿入してください。
  • 解像度が低い(72dpiなど)画像は、大きめの画像を用意し挿入後に縮小する方法をおすすめします。
  • 図(オートシェイプ)は、透過性や影は設定しないでください。たとえば写真の影(ドロップシャドウ)は不具合の原因になるためNGです。
  • 塗りつぶし効果の「パターン」、線の色設定で「パターン」は使用しないで下さい。
  • ワードアートと0.25pt未満の細い線は使用しないでください。
  • パワーポイントのカラーモードはRGB、印刷データのカラーモードはCMYKのため、印刷すると色がくすんだ感じに変わります。(イエローは“緑⾊”に、ピンクは“紫⾊”に近い⾊合いで表現される傾向があるようです)
  • 廉価版(バンドル版)のフォント、フリーフォント、8ptより小さいテキストは、文字化けが起こる場合があります。
パワポでチラシの印刷データ作成は色々制約があって難しそう…

パワーポイントのチラシデザインデータ作成は、弊社がお引受けします!

そうなんです。実はパワーポイントで印刷用のデザインデータを作成するのは、面倒くさいんです。パワーポイントで影付きのおしゃれなタイトルを作成しても、印刷で不具合が起きてしまっては本末転倒ですね。お気に入りのフリーフォントや影などが使えないのもデザイン的には残念…。

そこでデザイナーズチラシ.comは、Illustratorでチラシデザインしてパワーポイントデータに変換することで、パワーポイント特有の不具合を解決します。

パワーポイントで不具合が出る透過や影の部分をIllustratorで画像化すれば、パワーポイントで影付きの写真を配置したり、透明効果を表現できるようになります。

Illustratorでデザインしたチラシサンプル
Illustratorでデザインしたチラシサンプル

↑この間にもうひとつのプロ用ソフトを使用します。↓

パワーポイントでチラシファイルを開いた画面
パワーポイントデータに変換後の編集画面

Illustratorでテキストをアウトライン化(図形化)できるので、フリーフォントや廉価版フォントの取扱も可能です。ユーザーが編集する部分のテキストは、汎用性の高いフォントを使うことで、Windows、Macに関わらず文字化けが起きません。

まとめ

日常的に使い慣れているパワーポイントは、直感的で操作が簡単なので、チラシの作成で利用される機会が増えています。実際に印刷に適したチラシデザインをパワーポイントで作成するには、印刷不具合回避のため、使える機能にいくつかの制限があることがわかりました。

デザイナーズチラシ.comは、Illustratorでデザインしたデータをパワーポイントデータに変換して、格安でデータ納品いたします。